営業資料を送った後、返信がない理由は一つではありません。まだ資料を開いていない、必要な部分だけ確認した、社内で共有しているなど、営業からは分からない状況が残ります。
資料の閲覧履歴は、次に何を確認し、どの情報を補うかを考える手がかりになります。本記事では、閲覧から分かることと分からないこと、CRMの記録と合わせたフォローの進め方を整理します。
資料閲覧トラッキングで分かること
共有URLを通じた閲覧を記録すると、閲覧日時、見られたページ、ページごとの滞在状況、再閲覧などを確認できます。取得できる範囲は、ツールの機能や共有方法、閲覧環境によって異なります。
例えば、送付した資料のうち運用手順のページが見られていれば、前回話題に出た担当者の負担を補足する材料があるか確認できます。閲覧したという事実と、関心があるという仮説は分けて扱います。
閲覧だけでは分からないこと
滞在時間が長くても、内容を理解したことや購入を決めたことまでは分かりません。複数の端末・IPからの閲覧も、社内稟議や複数の意思決定者が関与している証明にはなりません。
また、ダウンロード後や別の方法で共有された資料の閲覧を取得できない場合があります。ログがないことを理由に、無関心と決めつけないようにします。
閲覧通知を次のフォローへつなげる3つの手順
1. 前回の会話と現在の商談状況を確認する
CRMや商談メモから、相手が話した課題、保留理由、次に連絡する約束を読みます。別の担当者が対応中であれば重複連絡を避け、連絡を控える意向がある場合は優先します。
2. 今回の閲覧と、前回の論点がつながるかを見る
「どの資料を見たか」だけでなく、その資料が前回の課題にどう関係するかを考えます。関係が分からない場合は、検討が進んだと断定せず、確認したい事項として残します。
3. 判断に必要な情報を一つ補う
運用体制が論点なら担当範囲の説明、比較の方法が論点なら評価軸の整理など、相手が判断するための材料を選びます。閲覧通知を受け取るたびに商談を打診する運用にはしません。
フォローの文面は、相手が話した課題を起点にする
例えば、前回の商談で導入後の担当範囲が話題に出ており、補足資料が用意できる場合は、次のように伝えられます。
「先日お話に出た導入後の担当範囲について、作業の流れを整理した補足をご用意しました。社内で役割を検討される際の参考になれば幸いです。」
これは架空の文例です。実際の会話と送る資料を確認してから使ってください。「何度も閲覧されたので導入を検討中だと思います」のように、行動だけから検討状況を決めつける表現は避けます。
資料請求後の判断や文例は、資料請求後に商談化しない5つの原因と改善方法でも紹介しています。
閲覧データを使う運用を評価する
通知数だけで成果を測らず、確認にかかった時間、送った情報、返信の内容、実際に行った商談を分けて記録します。通知が多すぎる場合は、対象資料や確認するタイミングを絞ります。
閲覧の増加、リンククリック、フォーム送信はそれぞれ異なる行動です。商談の実施や受注とは別に集計し、どのフォローが次の相談につながったかを確かめます。
GRiXの活用を検討する方へ
GRiXは、共有した資料・動画の閲覧状況を捉え、顧客理解や次のフォローに活用する営業コンテンツクラウドです。製品の全体像を確認したい方は、GRiXサービス概要資料を見るをご利用ください。
自社の資料共有やCRMの記録を、どのようにフォローへつなぐか検討したい方は、資料送付後のフォロー運用について相談するからお問い合わせいただけます。
